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そもそも「Carbon」とは?
「Carbon」は、宇宙を舞台にした大規模オンラインゲーム『EVE Online』を支えるゲームエンジンです。何千人もが同時にプレイする巨大な宇宙空間や、迫力ある宇宙戦闘を実現するために独自開発された技術で、開発元のFenris Creations(旧CCP Games)が長年かけて磨き上げてきました。
ニュース概要
2026年7月1日、Fenris Creationsは『EVE Online』を支えるゲームエンジン「Carbon」を段階的に進めてきたオープンソース化を完了したと発表しました。公開されたソースコードを閲覧できますが、モジュールによってはビルドに非公開の依存関係や別途SDK・ライセンスが必要です。公開コードだけでEVE Online全体を再構築できるとは限りません。公開されたのは20を超えるモジュールで、GitHub上のCarbonリポジトリから入手可能です。
Fenris Creationsは長年にわたり『EVE Online』の巨大なプレイヤー経済や、数千人規模が同時参加する伝説的な大規模宇宙戦をCarbonエンジンで支えてきました。今回の公開により、こうした大規模オンラインゲームを動かす裏側の仕組みを、世界中の開発者が直接確認できるようになります。同社は今後もCarbonを使って『EVE Online』本編に加え、開発中の宇宙survival型MMO「EVE Frontier」を運営していく方針です。
主な新機能・変更点
- 物理演算とパスファインディングを担当する「Destiny」モジュールを公開
- グラフィック描画を担う「Trinity」モジュールを公開
- ネットワーク・UI・オーディオ・リソース管理・スクリプティングなどを支えるモジュールを公開
- 大規模オンライン体験を作るためのスケジューリング機能やツール群も含まれる
💡 オープンソース
ソースコードを公開し、ライセンスの条件に従って利用・改変・再配布できる形にすること。利用時は各モジュールの条件を確認したい。
💡 パスファインディング
キャラクターやオブジェクトが障害物を避けながら目的地までの経路を自動で見つけ出す技術。
このニュースから考えられること
✅ メリット
- 多数のプレイヤーが参加するオンラインゲームを支えてきたエンジンの設計を学べる
- 物理演算やネットワーク同期など、独学では触れにくい高難度分野の実装例を参考にできる
- 研究者や中〜上級開発者にとって、大規模オンラインゲームの内部構造を学ぶ貴重な教材になる
⚠️ 課題・懸念点
- C++を含む複数の技術について専門的な知識が求められるため、初心者がすぐに使いこなすのは難しい
- 公開リポジトリの説明は英語が中心のため、英語で情報を調べる場面がある
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まとめ
- 『EVE Online』のエンジン「Carbon」がオープンソース化された
- 物理演算・グラフィック・ネットワークなど20以上のモジュールが公開された
- 上級者向けだが、大規模ゲーム開発の実例として学ぶ価値が高い
