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そもそもTypeScriptとは、JavaScriptに「型」という仕組みを追加したプログラミング言語です。コードを書いている最中にミスを発見しやすいのが特徴で、PhaserやBabylon.jsといったWebベースのゲームエンジン、さらにはVS Code本体の開発にも使われています。JavaScriptの知識があれば初心者でも無理なく移行できる言語です。
2026年7月9日、TypeScriptの新バージョン「TypeScript 7」が正式にリリースされました。最大の特徴はコンパイル速度の大幅な高速化です。これまでTypeScript自身で書かれていたコンパイラ(tsc)をGo言語で全面的に書き直してネイティブ化したことで、実測ベースで最大8〜12倍もの高速化を実現しました。例えばVS Codeのソースコードをビルドした場合、これまで125.7秒かかっていた処理が10.6秒まで短縮されたと報告されています。詳細はGameFromScratchの記事で報告されています。同記事によれば、SentryやBluesky、Playwrightなど他の有名オープンソースプロジェクトでも軒並み8〜9倍前後の高速化が確認されており、特定のプロジェクトだけの特殊な結果ではないことが伺えます。
主な変更点は次の通りです。
- コンパイラをTypeScriptからGo言語で再実装し、ネイティブバイナリ化
- VS Codeなど大規模プロジェクトのビルド時間が実測で最大11.9倍に短縮
- ビルド時の消費メモリも最大26%削減され、PCへの負荷が軽くなった
- エディタ上のエラー表示・自動補完・定義ジャンプの反応速度も大幅に向上
💡 tsc(TypeScriptコンパイラ)
TypeScriptのコードをJavaScriptに変換するプログラムのこと。ファイルを保存するたびに裏側で動いており、この処理速度の速さが日々の開発体験の快適さに直結します。
このニュースから考えられることをまとめます。
✅ メリット
- 大規模なゲームプロジェクトでもビルド待ちのストレスが大きく減る
- エディタの補完やエラー表示が速くなり、コーディングのテンポが良くなる
- 非力なPCでも快適に開発しやすくなる(メモリ消費が減るため)
⚠️ 課題
- 古いプラグインやビルドツールの一部が、新しいネイティブコンパイラにまだ対応していない可能性がある
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まとめ
- TypeScript 7でコンパイラがGo言語製のネイティブ実装に刷新された
- ビルド速度は実測で最大約12倍、メモリ使用量も大幅に削減された
- Web系ゲームエンジンやツールを使う開発者にも恩恵がある
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