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そもそもTypeScriptとは、JavaScriptに「型」という仕組みを追加したプログラミング言語です。コードを書いている最中にミスを発見しやすいのが特徴で、PhaserやBabylon.jsといったWebベースのゲームエンジン、さらにはVS Code本体の開発にも使われています。JavaScriptの知識を生かしながら、型の書き方や設定を学べます。
2026年7月8日、TypeScriptの新バージョン「TypeScript 7」が正式にリリースされました。最大の特徴はコンパイル速度の大幅な高速化です。これまでTypeScript自身で書かれていたコンパイラ(tsc)をGo言語で全面的に書き直してネイティブ化したことで、Microsoftは複数のプロジェクトのフルビルドで約8〜12倍(四捨五入)の高速化を報告しました。結果は環境やプロジェクトによって異なります。例えばVS Codeのソースコードをビルドした場合、これまで125.7秒かかっていた処理が10.6秒まで短縮されたと報告されています。測定条件と比較結果はMicrosoftの公式発表で確認できます。同記事によれば、SentryやBluesky、Playwrightなど他の有名オープンソースプロジェクトでも軒並み8〜9倍前後の高速化が確認されており、ただし、すべてのプロジェクトで同じ速度になるとは限りません。
主な変更点は次の通りです。
- コンパイラをTypeScriptからGo言語で再実装し、ネイティブバイナリ化
- Microsoftの測定では、VS Codeのフルビルドが約11.9倍高速化
- 発表に掲載された5つのフルビルド測定では、使用メモリが6〜26%減少
- エディタの言語サービスも高速化。効果は使う環境や機能によって異なる
💡 tsc(TypeScriptコンパイラ)
TypeScriptのコードをJavaScriptに変換するプログラムのこと。型チェックも行います。実行されるタイミングは、エディタやビルドの設定によって異なります。
このニュースから考えられることをまとめます。
✅ メリット
- TypeScriptの処理に時間がかかるプロジェクトでは、待ち時間の短縮が期待できる
- 対応するエディタ環境では、補完やエラー表示の待ち時間が減る可能性がある
- 使用メモリが減る例もあるが、改善の程度は環境に左右される
⚠️ 課題
- 7.0の発表時点ではプログラム用APIが提供されず、依存するツールにはTypeScript 6との併用が必要な場合がある。対応状況は各ツールの最新情報を確認する
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まとめ
- TypeScript 7でコンパイラがGo言語製のネイティブ実装に刷新された
- Microsoftの比較例ではフルビルドが約8〜12倍高速化し、メモリ使用量も減少した
- TypeScriptを使う開発者は、対応状況を確認したうえで恩恵を試せる
ソース
