※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
『Wild Blue Skies』は、スタジオChuhai Labsが手がける90年代アーケード風のオンレールシューティングゲームだ。プロジェクトを率いるのは、任天堂64『スターフォックス64』などで知られるベテランディレクター、Giles Goddard氏。2026年8月13日にXbox Series X|SおよびXbox on PCで発売予定で、Xbox Play Anywhereにも対応する。
海外メディアGameDev.net(初出はXbox公式ブログのXbox Wire)が、Chuhai Labsの開発陣による設計解説記事を紹介した。記事の軸になっているのは「制約」を活かしたデザインの考え方だ。あえて描画距離を狭くしたり、操作をシンプルに絞ったりすることで、かえって遊び心地の良さを引き出したという開発陣の工夫が語られている。
主な要点は以下のとおりだ。
- 敵の出現位置をプレイヤーの視界に収まる距離に調整。遠くから唐突に敵が湧く違和感をなくし、テンポの良い戦闘を実現した
- ディザリング表現と繊細なカメラフレーミングによって、自機が画面内に自然に収まり、かつ視界を遮らないよう調整
- 操作は「覚えやすいが極めやすい」設計を志向。被弾を回避できるドッジロールや、自由飛行区間での180度ブレーキターンなど、少ない操作要素で高い技術の天井を作った
- 制作は「ミッション単位」ではなく「ワールドマップを先に作り、各ステージをグレーボックス化してプレイテストを繰り返す」という珍しい順序で進行した
- ビジュアルはセルシェーディング×アニメ調の背景を採用し、UIは視認性を優先してシンプルにまとめられている
💡 グレーボックス(graybox)
本番のグラフィックを入れる前に、簡易的な箱組みでレベルのレイアウトやテンポを検証する開発手法。早い段階で「遊んで面白いか」を確認できるため、多くのスタジオで採用されている。
このニュースから考えられること
✅ 「情報量を増やす=良いデザイン」とは限らず、あえて視界や操作を絞ることで体験の質を上げるという発想が学べる
✅ ワールド設計を先に固めてから個々のステージを組む制作フローは、レベルデザイン全体の一貫性を保つ手法として参考になる
⚠️ 少ない操作要素で奥行きを出す設計は、実現までに相当な試行錯誤とチューニングを要する高難度のアプローチでもある
学ぶならこの講座
※本リンクはアフィリエイトリンクです。
「制約から生まれるデザイン」を自分のゲームに応用したい人は、まずレベルデザインやゲームプログラミングの基礎を学んでおくと、こうした工夫を実践しやすくなる。
まとめ
- Chuhai Labsが手がける新作オンレールシューター『Wild Blue Skies』が8月13日にXboxで発売
- 視界を狭める・操作をシンプルにするなど「制約」を活かした設計が特徴
- ワールドマップ先行→グレーボックス→プレイテストという開発フローも参考になる
コメント