「ゲームを作ってリリースしても、誰にも見てもらえない…」そんな悩みを持つインディー開発者は多いはずです。でも今回ご紹介するのは、ほとんど宣伝なしで3日間で3,000本以上を売り上げたインディーゲームの話です。
その名も『Garbage Growth』。開発者はapepatrickさん(@apepatrickdev)。なぜこのゲームがヒットしたのか、初心者の方にもわかるように解説していきます!
『Garbage Growth』ってどんなゲーム?
『Garbage Growth』はSteam(PC向けゲームプラットフォーム)で2026年6月23日にリリースされたインディーゲームです。ゴミを集めて成長させるというユニークなコンセプトで、日本語にも対応しています。
価格は数百円程度の手頃な設定で、気軽に楽しめる作品です。リリースからわずか3日で3,000本以上の販売を達成しました。
Steamには「ウィッシュリスト」という機能があります。「このゲームが気になる!」と思ったら登録しておける欲しいものリストのようなもの。リリース時に登録者へ通知が届くため、ウィッシュリスト数は「売上の予測指標」として使われます。一般的に、ウィッシュリスト登録数の10〜20%が初週に購入されるとされています。
驚きの数字:ウィッシュリスト数を販売数が上回った
通常、販売数はウィッシュリスト登録数を下回ることが多いです。ところが『Garbage Growth』の場合、リリース時のウィッシュリスト登録数はわずか約2,000件。それなのに3,000本以上が売れてしまいました。
つまり、ウィッシュリストに登録していなかった人たちが次々と購入した、ということ。これはSteamのアルゴリズムが「このゲームは人気が出そう」と判断し、自動的に多くのユーザーへおすすめ表示してくれたおかげです。
レビューも約94%がポジティブ(好評)というハイスコア(約100件のレビュー時点)。クオリティの高さがユーザーに伝わっていることがわかります。
宣伝はほとんどしていなかった
特筆すべきは、apepatrickさんがほとんど積極的な宣伝をしていなかったという点です。
- TikTokやYouTube Shortsの動画投稿 → あまり効果なし
- ゲームのデモ版をReddit、X(旧Twitter)、ブラウザゲームポータルサイトに共有 → ある程度の反応あり
- 大規模なプロモーション活動 → なし
それでもヒットできた理由は、Steamのアルゴリズムが口コミと購入数の伸びを検知して、自動的にゲームをプッシュしてくれたからです。
ゲームジャムから生まれたアイデア
このゲームはもともと「Lame Jam 59」というゲームジャムの作品として生まれました。ゲームジャムとは、短期間(数日〜1週間程度)でゲームを作るイベントのこと。このときのテーマは「リサイクル」でした。
大会では49位という順位でしたが、「満足度」の項目ではトップクラスの評価を獲得。「このゲームには可能性がある」と確信し、本格的に開発を進めてSteamリリースに至りました。
短期間でゲームを作るイベントです。初心者から上級者まで参加でき、「テーマに沿ったゲームを○○時間で作ろう!」という形式が一般的。作ったゲームを発表・評価し合います。itch.ioというサイトで多数開催されています。プロトタイプ(試作品)を素早く作る練習になり、アイデアの検証にも最適です。
初心者が学べる3つの教訓
1. ゲームジャムはアイデアの「試験場」
ゲームジャムは小さなリスクで多くのことを学べる場所です。『Garbage Growth』のように、ジャムで生まれたアイデアが商業的なヒットにつながることもあります。まずは参加してみることが大切です。
2. クオリティが自然な口コミを生む
宣伝に頼らなくてもよかったのは、ゲーム自体の満足度が高かったから。プレイヤーが「面白い!」と感じると、自然に友人に紹介したり、レビューを書いてくれたりします。まず「面白いゲームを作ること」が最大のマーケティングです。
3. Steamアルゴリズムを味方につける
Steamは購入数やレビュースコアが良好なゲームを自動的に露出させる仕組みを持っています。最初の数日間でいかにポジティブな数字を積み上げられるかが重要です。友人や身内に協力してもらって初動を作ることも戦略の一つです。
ゲーム開発を学ぶなら
『Garbage Growth』のような個性的なインディーゲームを作るには、まずゲームエンジンの使い方を学ぶのがおすすめです。今なら動画学習プラットフォームのUdemyで、様々なエンジン対応のゲーム開発講座を学べます。
▶ 【Udemy】ゲーム開発講座を見てみる(複数エンジン対応)
セール時には90%オフになることもあるので、気になる講座をウィッシュリストに入れておくのがおすすめです!
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ゲーム名 | Garbage Growth(PC/Steam) |
| 開発者 | apepatrick(@apepatrickdev) |
| リリース | 2026年6月23日 |
| 3日間の販売数 | 3,000本以上(ウィッシュリスト登録数2,000件を超過) |
| レビュー評価 | 約94%好評 |
| 宣伝 | ほぼなし(Steamアルゴリズムが後押し) |
| 起源 | Lame Jam 59(ゲームジャム) |
宣伝なしでもヒットできる可能性があるのが、インディーゲーム開発の醍醐味です。大切なのは「面白いゲームを作ること」と「Steamアルゴリズムを理解すること」。あなたも自分のゲームで、次の成功事例を作れるかもしれません!

コメント