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Epic Gamesは「Unreal Fest Tokyo 2026」で、次世代ゲームエンジン「Unreal Engine 6(UE6)」の構想を公開しました。大きな焦点は、従来のBlueprint中心の開発から、独自言語VerseとScene Graphを軸にした設計へ移る方針です。あわせて、AIを開発工程に取り込む前提や、ゲーム間・プラットフォーム間の相互運用性を高める考えも示されました。
そもそもUnreal Engineとは?
Unreal Engine 6(UE6)は、Epic Gamesが構想を示した次世代ゲームエンジンです。ゲームエンジンとは、3D描画、物理演算、入力処理、音、UIなどをまとめて扱う開発基盤のことです。今回の発表では、UE5の機能と『フォートナイト』周辺で育った技術を統合し、複数の機器や配信先へ同じ作品を広げやすくする方向性が語られました。
ニュース概要
UE6の狙いは、単に新しいエンジンを作ることではありません。Epic Gamesは、ゲームの制作、配信、運営、収益化までをつなぐ大きな仕組みを見据えています。その土台として、データのやり取りをしやすくする標準フォーマットの活用や、他社も採用できる規格づくりを進める考えです。さらに、AIがコードや制作作業を補助する時代に合わせ、開発言語やワークフロー自体を見直す方針も打ち出しました。
主な新機能・変更点
今回の講演で最も大きく注目されたのは、UE6プロジェクトにBlueprintとC++ Gameplay Frameworkを含めず、ゲームプレイ開発をVerseへ移す方針です。Blueprintは視覚的に処理を組める仕組みですが、Epic GamesはAI支援との相性に加え、オープンなエコシステムや大規模で拡張しやすい基盤を目指す背景を説明しています。あわせて、シーン構築基盤としてScene Graphを採用し、UE6ではこの組み合わせを中心に据える考えです。なお、レンダリングや物理演算などエンジンの基盤部分では、引き続きC++が使われると説明されています。 また、UE6は相互運用性も大きなテーマです。glTFやUSDといった3Dデータの標準フォーマットを活用し、エンジンや制作ツールの間でコンテンツを移しやすくする方針が示されました。さらに、ゲーム同士でアイテムを共有できる仕組みも構想されており、開発会社同士の合意を前提に、別のゲームで買ったアイテムを他の作品でも使える世界を目指すとしています。 AI活用については、Epic Gamesがすでに開発工程へ導入しており、GameBusiness.jpの取材記事によると、従来4日かかっていた作業が1日で済んだ例もあるとのことです。今後はAIがプログラミングだけでなくコンテンツ制作にも広がり、生産性がさらに上がるという見通しも語られました。あわせて、2026年11月3日の講演ではUE5.9のプレビューを翌週に公開予定とし、AIを使ったワークフロー改善やWeb対応、レンダリングとアニメーション機能の更新も案内されています。
このニュースから考えられること
✅ メリット
- 少人数のチームでも大きな規模の配信や運営を狙える可能性がある
- AI支援を前提にした開発で、作業時間を短縮できる可能性がある
- 標準フォーマットの活用で、ツールやエンジン間の移行がしやすくなる
⚠️ 課題
- BlueprintからVerseへの移行に伴い、既存開発者の学び直しが必要になる
- 既存プロジェクトを新しい仕組みに合わせる作業負担がある
- ゲーム間のアイテム共有は、会社同士の合意や運用ルールの整備が欠かせない
学ぶならこの講座
Unreal Engineを学び始めたばかりなら、まずはUE5の基本操作とBlueprintの考え方を押さえつつ、Verseの登場意図を理解しておくのがおすすめです。とくに、今後のUE6を見据えるなら、C++だけでなく、AI時代にテキストベースの開発へどう移るのかを意識して学ぶと整理しやすくなります。
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まとめ
Epic GamesはUE6で、Blueprint中心の開発からVerseとScene Graph中心の設計へ移る方針を示しました。AI活用を前提に、開発効率の向上と、ゲームやプラットフォームをまたぐ相互運用性の強化を目指す構想です。今後のUE系学習では、既存のUE5知識に加えて、VerseとAI支援の流れを押さえておくことが重要になりそうです。
