※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
Unity Technologiesが、AndroidとiOSのネイティブライブラリを扱う依存関係管理パッケージ「External Dependency Manager」(EDM)を発表しました。これはGoogle製ツール「EDM4U」(External Dependency Manager for Unity)の後継にあたる公式フォークで、Unity 2022.3以降で利用できます。EDM4Uと同じXML形式の依存関係ファイルに対応していますが、個別のSDKや設定の互換性は移行前に確認が必要です。
そもそも依存関係管理ツールとは?
依存関係管理ツールは、外部SDKが必要とするライブラリや設定をまとめて扱うための仕組みです。Unityのモバイル開発では、広告、分析、収益化などのSDKを入れるときに役立ちます。今回のEDMは、その依存関係をAndroidではGradle、iOSではCocoaPodsやSwift Package Managerへ渡して解決するパッケージです。
ニュース概要
Unity Technologiesは2026年9月29日、公式ブログでExternal Dependency Manager(EDM)を発表しました。EDMはEDM4Uのフォークとして作られており、SDK側が使うXML形式の依存関係ファイルを引き継げます。つまり、既存の設定を大きく変えずに移行できる可能性があります。一方でGoogleはEDM4Uのサポートを終了し、同年10月26日付でリポジトリをアーカイブしました。今後は更新や修正が行われないため、UnityはEDMへの移行を強く推奨しています。
主な新機能・変更点
EDMの主目的は、EDM4Uからの移行を安全に進めることと、安定性の確保です。対応環境はUnity 2022.3以降で、無料で提供されます。EDM4Uと同じXML形式の依存関係ファイルを読み込めるため、既存SDKやプロジェクトはこれまでの設定資産を活用しやすいです。 EDMは、モバイル向けのサードパーティ製プラグインが使う依存関係情報を解決し、AndroidではGradle、iOSではCocoaPodsやSwift Package Managerに受け渡します。Unityによると、Unity向けの多くのモバイルプラグインはすでにこのXML形式に対応しています。 なお、最初のリリースではEDM4Uからの移行を優先しており、CocoaPodsやRubyとの連携に関する修正・改善が含まれます。Unity公式フォーラムの投稿では、主な機能はEDM4Uと同等としつつ、依存関係を解決してAndroid向けライブラリをプロジェクトフォルダへ取り込む方式など、一部は踏襲されていないと案内されています。
このニュースから考えられること
✅ メリット
- 既存と同じXML形式を利用できるが、個別のSDKや設定の確認は必要
- Unity 2022.3以降で使える公式パッケージとして整理された
- AndroidとiOSの両方の依存関係をまとめて扱いやすい
⚠️ 課題
- EDM4Uのリポジトリはアーカイブ済みで、今後の更新は期待できない
- 一部の旧機能はEDMで踏襲されていない
- 移行時はプロジェクトごとの動作確認が必要になる
学ぶならこの講座
Unityでモバイル向けSDKを導入する機会があるなら、まずはEDMの公式ドキュメントを確認し、現在のEDM4U設定が移せるかを試すのがおすすめです。SDKに同梱されたEDM4Uは、SDK側がEDMに移行するまで残すようUnityは案内しています。特に広告SDKや分析SDKを扱うプロジェクトでは、依存関係の解決手順を把握しておくとトラブルを減らしやすくなります。
※本リンクはアフィリエイトリンクです。
まとめ
EDM4UはGoogleのサポート終了により実質的に更新停止となり、Unity公式のEDMへ移行する流れが明確になりました。EDMは既存のXML設定を活かしやすく、Unity 2022.3以降で利用できます。モバイル向けSDKを扱う開発者は、早めに移行手順を確認しておくと安心です。
