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Microsoftは、ゲーム起動時のシェーダーコンパイル時間を短縮する技術「Advanced Shader Delivery(ASD)」の対応デバイスを拡大しました。IntelとNVIDIA製GPUを含む対応環境が拡大し、対応GPUを備えたWindows 11デバイスで利用できます。
そもそもシェーダーコンパイルとAdvanced Shader Deliveryとは?
シェーダーとは、3D描画の見た目を決める処理のことです。シェーダーコンパイルは、そのプログラムをGPUで実行できる形に変換する処理で、ゲームによっては起動時やプレイ中に待ち時間やカクつきの原因になります。Advanced Shader Deliveryは、あらかじめコンパイルしたデータを配信して、この待ち時間を減らす仕組みです。
ニュース概要
今回の発表では、ASDがAMD、Intel、NVIDIA、Qualcomm製の対応GPUとドライバーを備えたWindows 11 24H2以降の端末で利用可能になりました。Microsoftは、ストア側でGPUやドライバーごとの事前コンパイル済みデータベースを用意し、ダウンロード時に一緒に受け取らせることで、端末側の負荷を減らしています。
主な新機能・変更点
ASDは、ゲームのシェーダー情報をまとめたSODB(状態オブジェクトデータベース)を基に、GPUやドライバー別のPSDB(事前コンパイル済みシェーダーデータベース)を配信する技術です。対応タイトルと対応環境では、ゲーム本体のダウンロード時にPSDBも取得できるため、初回起動時の待ち時間や、プレイ中のカクつきの原因になりやすいコンパイル処理を減らせます。Microsoftによると、『Call of Duty: Modern Warfare 4』では初回起動時に数分かかっていた処理が、ASDの利用で数秒程度まで短縮されたとしています。ASDは2025年10月にROG Xbox Allyシリーズ向けに提供され、その後AMD製GPU搭載PCとQualcomm製GPUへ拡大。今回の更新でIntel、NVIDIAを含む対応GPUの幅が広がりました。2026年10月の発表時点ではMicrosoft StoreとXbox PCアプリの対応タイトルが対象で、SteamとEpic Games Storeへの展開も予定されています。開発者向けには導入方法を解説した公式ドキュメントが公開されており、Unreal Engine 5.8.4向けのASDToolも提供されています。Unityでは、SODBを開発工程に統合する機能が2027年に予定されています。
このニュースから考えられること
✅ メリット
- 初回起動時のシェーダーコンパイル待ちを減らせる
- プレイ中のスタッターやカクつきの軽減が期待できる
- Windows 11向けにAMD、Intel、NVIDIA、Qualcommへ対応が広がった
⚠️ 課題
- 2026年10月の発表時点では対応ストアと対応タイトルが限られている
- 導入にはGPUやドライバー、OS条件の確認が必要
- Unityでの本格的な統合は2027年予定で、すぐには使えない機能もある
学ぶならこの講座
シェーダーの基礎や、起動時の重さを減らす考え方を学びたい人は、まず描画パイプラインとコンパイルの仕組みを押さえるのがおすすめです。Unreal Engineを使っている場合は、公式ドキュメントとASDToolの案内を確認し、既存タイトルへの適用可否を検討するとよいでしょう。
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まとめ
MicrosoftのAdvanced Shader Deliveryは、あらかじめ用意したシェーダーデータを配信して、起動時のコンパイル負荷を減らす技術です。IntelとNVIDIAにも対応が広がり、対応Windows 11デバイスで利用可能になりました。対応ストアやエンジンの広がりにも注目です。
