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カプコンの内製ゲームエンジン「RE ENGINE」を次世代向けに進化させる「REX」プロジェクトの講演レポートです。REXは、データ、UI、ログ、スクリプト、実行基盤を見直し、AI時代の開発環境を見据えた取り組みとして紹介されました。
そもそもREXとは?
REXは、RE ENGINEを次世代水準へ引き上げるためのプロジェクトです。講演では「RE neXt ENGINE」の略とされ、ゲーム開発で使う基盤技術をまとめて再設計する構想として説明されました。
ニュース概要
RE ENGINEは2014年に開発が始まり、2017年発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』で初採用されました。講演時点では27タイトル以上に使われており、カプコンの共通基盤として運用されています。一方で、タイトル規模の拡大、利用者の増加、多言語対応、AI連携への対応という課題があり、それに応える形でREXが始動しました。
主な新機能・変更点
REXを支える5つの基盤として、RE:Dox、RE:UI、RE:Log、RE:Flows、RE:Runtimeが示されました。RE:DoxはJSONやXMLなど複数形式を共通APIで扱うデータ基盤で、コメントや空白を保持したまま編集でき、並列化も意識した設計です。RE:UIはC#だけでUIを定義し、WPF依存やメモリ負荷を抑える仕組みで、UI要素とインスタンスを分けて管理します。RE:Logはログ、テレメトリ、RPCを統合し、IDベースの記録や中央集約で調査性を高めます。RE:Flowsはノード型のビジュアルスクリプトをC#コードとして管理し、差分管理や非同期処理にも対応します。RE:Runtimeは講演後半で紹介され、C#を実行基盤の中心に据える方向性が示されました。さらに、AIが操作・観測・検証できるゲームエンジンを目指す構想も語られました。
このニュースから考えられること
✅ メリット
- 複数のデータ形式を共通基盤で扱いやすくなる
- UIのメモリ負荷や更新コストを抑えやすい
- ログと通信履歴をまとめて追跡しやすい
⚠️ 課題
- 大規模化したプロジェクトでは変更確認の待ち時間が増えやすい
- 多言語・多人数開発では従来方式の保守負担が増える
- AI連携を前提にした開発ワークフローの整備が必要
学ぶならこの講座
ゲームエンジンの仕組みを学び始める段階なら、まずは「データの読み書き」「UIの作り方」「ログ設計」「スクリプト実行」の4点を押さえるのがおすすめです。REXの事例は、どれも個別機能ではなく、開発全体の流れを整えるための基盤設計として見ると理解しやすいでしょう。
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まとめ
REXは、RE ENGINEをAI時代に合わせて拡張するための基盤刷新です。データ、UI、ログ、スクリプト、実行基盤を見直し、より大規模で多様な開発に対応しようとしています。
ソース
GameMakers / Capcom official integrated report (REX development policy)
