開発ニュース

【初心者OK】Unity 6.7 Beta公開、Netcode for Entitiesとシェーダーの改善を追加

Unity 6.7 Betaの更新内容を示すアイキャッチ用テキスト

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

Unity TechnologiesがUnity 6.7 Beta(6000.7.0b1)を公開しました。今回の更新では、ECS系のネットワーク機能であるNetcode for Entitiesのホスト動作が扱いやすくなり、シェーダーのビルド時間短縮につながる設定も追加されています。

そもそもNetcode for EntitiesとECSとは?

Netcode for Entitiesは、UnityでEntity Component System(ECS)を使うネットワーク開発向けの仕組みです。ECSは、ゲーム内の要素を「データ」と「処理」に分けて管理しやすくする設計です。シェーダーは、描画時の見た目を決める小さなプログラムで、ビルドはそれらを実機向けにまとめる工程を指します。

ニュース概要

今回のBetaは、正式版の前に新機能や改善点を試せる段階です。Unity 6.7では、Netcode for Entitiesのホスト時の構成が簡略化され、ShaderBuildSettingsにはシェーダーキーワードを自動で動的分岐へ変換するfast buildモードが加わりました。開発中の検証や、ビルド負荷の確認に関わる更新といえます。

主な新機能・変更点

Netcode for Entitiesでは、ホスト時にサーバー用Worldとクライアント用Worldを単一化するSingle World Hostモードがデフォルト設定に追加されました。WorldはECS内でシミュレーションや状態を分けて扱う単位です。これにより、ホスト環境の構成を扱いやすくする意図が読み取れます。 もう1つの更新はシェーダー関連です。ShaderBuildSettingsにfast buildモードが追加され、シェーダーキーワードを自動で動的分岐へ変換できます。動的分岐は、実行時の条件分岐で見た目を切り替える方式です。ビルド時の処理を軽くしやすく、シェーダーのビルド高速化が期待されます。 既存プロジェクトからの移行には調整が必要な場合があり、NetcodeConfigのHostWorldModeSelectionで従来方式も選べます。高速化の程度はプロジェクトごとに確認が必要です。Beta版のため、導入前には対象プロジェクトでの動作確認が必要です。

このニュースから考えられること

✅ メリット

  • Netcode for Entitiesのホスト構成をシンプルに把握しやすい
  • シェーダーのビルド時間短縮に役立つ可能性がある
  • Beta版として新機能を早めに試せる

⚠️ 課題

  • Beta版なので安定性の確認が必要
  • 既存プロジェクトでは挙動の差分確認が必要
  • fast buildモードの適用範囲や影響を事前に検証したい

学ぶならこの講座

Unityでネットワークゲームや描画まわりを学び始めた人は、まずECSとシェーダーの基礎を押さえたうえで、Beta版の新機能を検証用プロジェクトで試すのがおすすめです。特にNetcode for Entitiesを使う予定があるなら、ホスト構成の変更点を確認しておくと移行時の理解が進みます。

※本リンクはアフィリエイトリンクです。

Unityを学べる講座を見る

まとめ

Unity 6.7 Betaでは、Netcode for EntitiesのSingle World Hostモード追加と、ShaderBuildSettingsのfast buildモード追加が確認されました。ホスト構成の簡略化とシェーダービルドの効率化に関わる更新で、導入は検証を前提に進めるのがよさそうです。

ソース

GameMakers / Unity公式リリースノート

← 記事一覧・検索