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2Dゲームで水面や波紋を表現するには、静止画を貼るだけでは自然な動きは出ません。波を表現する方法には、シェーダーと呼ばれるプログラムで形を計算する方法や、複数の画像を切り替える方法などがあります。水面の波紋生成に流体シミュレーションを使わず、パラメータ調整で揺らぎを作る手法もあり、今回紹介する事例はまさにこのタイプです。
個人開発者のBxYass氏が、数か月にわたり制作を続けてきたUnity向けの2D水システムを公開しました。人気アクションゲーム『Ori』シリーズを思わせる幻想的な水表現がSNS上で話題になっています。紹介記事の公開時点では、アセットとしてのリリースに向けて最終テストとドキュメント整備を進めている段階でした。紹介映像にはアニメ風の自然画像を加工した素材が使われており、見た目の作り込みにもこだわりが感じられます。詳細は80.lvの記事で紹介されています。
この水システムの主な特徴は次の通りです。
- 流体シミュレーションを使わず、周波数・衝撃の強さ・減衰などのパラメータで波紋を制御する「解析的アプローチ」を採用
- 水面のジオメトリを持たずに奥行きを演出する「フェイクサーフェス」モードを搭載し、2.5D的な見え方を実現
- 水中の空気だまりや流れ、漂うデブリ、浮遊する足場といった多彩なインタラクション要素に対応
- コードから水位を取得したり、接触イベントを受け取ったりできるAPIやカスタムインスペクターも用意
水表現のツールを選ぶ際は、対象が2Dか3Dか、描画方式や対応環境を確認しましょう。
💡 プロシージャル生成
数式やアルゴリズムを使い、あらかじめ用意した素材ではなくその場でコンテンツを生成する手法。水面の揺らぎやテクスチャを少ないデータで多様に表現できる。
💡 2Dレンダラー
UnityのUniversal Render Pipeline(URP)で2D表現向けに使うレンダラー。ライティングやシェーダー機能を2D表現に最適化した形で利用できる。
このニュースから考えられることをまとめます。
✅ メリット
- 流体シミュレーションを使わず見た目を調整できる。処理負荷やモバイル対応は実機で確認したい
- パラメータ調整だけで見た目を大きく変えられ、アートディレクションの自由度が高い
- API経由で水位や接触イベントを扱えるため、ゲームプレイ要素との連携もしやすい
⚠️ 課題
- あくまで個人のサイドプロジェクトであり、紹介記事の時点では正式なリリース時期や価格は未定
- 物理的な正確さより見た目重視の設計のため、リアルな流体挙動が必要な用途には不向き
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まとめ
- 個人開発者がUnity向けに『Ori』風の2D水システムを制作し、SNSで注目を集めている
- 解析的な波紋計算とシェーダーを組み合わせ、調整可能な水面表現を実現
- 2026年8月の取材時点ではアセット化に向けて最終調整中で、リリース時期未定
ソース:80.lv
